[米国株]NEXTテンバガー候補?空飛ぶタクシー!ジョビー・アビエーション【JOBY】

子どもの頃に思い描いた未来の世界。
幾何学な街並みの背景に空飛ぶ車が飛んでいませんか?
実は空飛ぶ車はもはや未来や空想の話ではなく、実現可能も通り越して、なんと実用開始間近です。
今回は未来のテンバガー候補として米国株のジョビー・アビエーション【JOBY】の将来性や株価に注目していきたいと思います。

①ジョビー・アビエーション【JOBY】とは

会社名:Joby Aviation
設立:2009年
CEO:ジョーベン・ビバート氏(JoeBen Bevirt)
本社:カリフォルニア州サンタクルーズ
業種:カリフォルニアのベンチャー支援航空宇宙会社です。
エアタクシーサービスとして運用する予定の電気垂直離着陸機(eVTOL)を開発。

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CEOジョーベン・ビバート氏(JoeBen Bevirt)の経歴


学歴
1991ー1995年:カリフォルニア大学デービス校(理学士号:機械工学)
1995ー1997年:スタンフォード大学(修士:機械工学設計)

職歴
1995ー1996年:イマージョン コーポレーション(コンサルタント)
1995ー1997年:D2M(コンサルタント)
1997年(1年未満):Edge Innovations(エンジニアリング コンサルタント)
1997ー2000年:Incyte(エンジニアリング ディレクター)
2000ー2005年:Velocity11(社長)
2005ー2011年:Joby(創設者)
2009年ー現在:Joby Aviation(創設者・CEO)

ジョビー・アビエーションの沿革と予定

2009年:設立時のメンバーはエンジニア7名。電気モーター、フライトソフトウェア、リチウムイオン電池などの開発を手がけます。
2012年:NASAとパートナーシップ提携。
2020年12月:ライドシェアサービス最大手のウーバーの空飛ぶタクシー部門、ウーバー・エレベートの買収を発表。
2020年12月:米空軍は電動航空機の実用化促進のために立ち上げたアジリティプライムプログラムの一環として、Joby AviationにeVTOL機として初の耐空性承認を許可。
2021年2月:Reinvent Technology Partnersと合併
2021年8月:2021年8月11日にティッカーシンボル「JOBY」でニューヨーク証券取引所で上場しました。
2023年末までに連邦政府の承認を受ける予定です。
2024年から米国の複数の都市でサービスを開始する計画です。
ジョビー・アビエーションの現在の従業員はエンジニアや専門家など、総勢800名を超えています。

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eVTOLとは

eVTOLとはElectric Vertical Take-Off and Landing(電気垂直離着陸)の略称です。
eVTOL航空機はドローンの技術がベースとなり、ヘリコプターのように垂直に離着陸でき、飛行機のように飛行できます。
eVTOLは電動ですので、今後の脱炭素時代の「空飛ぶクルマ」(エアモビリティ)として都市における渋滞問題、大気汚染問題の緩和が期待され注目されています。
そのためスタートアップが世界各国で設立され、企業数は世界で400社以上とも言われていわれています。
ジョビー・アビエーション以外にもeVTOL業界で世界的に注目されているのは、ドイツのVolocopter(ボロコプター)です。
ボロコプターは22024年のパリオリンピックでは空港と市街地を結ぶ空飛ぶ自動運転タクシー、ボロコプターの実用を目指しています。
導入されれば日本円で8,000円ほどの運賃で空港からパリ市街地にアクセスできます。
現在の交通機関では空港からパリ市内まで、1時間ぐらい移動に時間がかかります。
料金は列車だと約1,300円、バスだと約2,300円、タクシーだと約6,500円です。
ボロコプターは時速100kmで飛行します。パリの空港は市街地から23kmですので、約14分で空港から市街地に到着です。
空から美しいパリの街を堪能しながら市街地にアクセス。観光産業の需要も高そうですね。
中国の大手自動車メーカー「吉利汽車(Geely)」は約59億円をベロコプターに出資することも世界の注目を集めました。
またボロコプターは2020年9月にJALと業務提携を開始しました。
更に「Japan Airlines Innovation Fund」と三井住友海上火災保険、MS&ADインターリスク総研の3社で共同の投資を行っています。2025年の大阪万博に合わせ、日本での事業が計画されています。
日経のeVTOLですとSkyDriveがあります。
SkyDriveは2018年にトヨタを含む若手エンジニアらにより設立されました。
伊藤忠、NEC、大林組がSkyDriveに出資しています。
2020年に既に有人飛行に成功していますが、有人飛行に先行する形で物流用のカーゴドローンの販売をすでに開始しています。
カーゴドローンは30kg以上の物資搬送に特化しており、山間部の建築現場などで使うことを想定しています。
SkyDriveの有人飛行サービスの実施は2023年を目標としています。

②ジョビー・アビエーションの空飛ぶ車は?

ジョビー・アビエーションの空飛ぶ車はヘリコプターのように離陸した後、6つのローターを前に倒して飛行する、操縦者1名、乗客4名の5人乗りの電動航空機です。
1回の充電で約240kmの航続距離があり、最大時速321kmの速度で飛行します。

③安全性は?

ジョビー・アビエーションはすでに米空軍から耐空証明を取得しています。
10年間に渡り航空機の1,000回を超えるテスト飛行を行いました。
現在もFAA(アメリカ連邦航空局)との複数年にわたるテストプログラムに取り組み、
既にFAAのG-1認証基準に合意済みです。

④ジョビー・アビエーション【JOBY】株価

2021年10月27日現在株価は8.99USDです。
なんと将来のテスラのように大化けする可能性のある銘柄が1株9USD。
1株日本円で約1,000円購入できます。
アメリカ株は1株から購入できるので、投資先として魅力です。

気になる財務詳細

決算期: 2020年12 月
決算発表日:2021年3月3日
営業利益:-1,104,600USD
経常利益:-63,902,590USD
当期純利益:-63,902,590USD

日本円ですと当期純利益が約マイナス73億円です…。
まあ、ベンチャー企業ですからね。
ジョビー・アビエーションは2026年までに20億ドルの収益を上げて黒字化の達成を目標としています。
10年後には20都市で1万4000機の航空機を飛ばして200億ドル(約2.2兆円)の収益を上げる予定です。
今後業績がどうなるか期待していきたいと思います。

⑤トヨタ自動車が出資

2020年1月にトヨタ自動車がジョビー・アビエーションに対し3.94億ドル(約448億)の出資と協業の発表を行いました。
トヨタ自動車は出資だけでなく、50人以上の技術者がョビー・アビエーションの開発に携わっています。
生産技術や電動化などのノウハウを提供し、機体の開発・量産で協業します。
2021年内に、トヨタ自動車とジョビー・アビエーションが協力して広さ約4万2000㎡の機体製造施設の建設に着手します。
トヨタのエンジニアが設立した日系のSkyDriveではなくジョビー・アビエーションに出資した理由は一重にeVTOL企業の中でジョビー・アビエーションが抜きん出ているからでしょうね。

⑥まとめ

空飛ぶ車は米ボーイングや欧エアバスなど大手航空機メーカーも機体開発に乗り出しています。
次世代の移動手段をめぐる競争は激しいです。
その中でジョビー・アビエーションはどれだけ躍進を見せてくれるでしょうか。
今はとにかく空飛ぶタクシーの運用が始まる2024年が待ち遠しいです。
今1株9USD が90USD、はたまたテスラみたいに1,000USDを超えてしまったら…!?。冷静に投資先として分析しなければいけませんが、夢がありますね。

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