株主優待制度廃止後もオリックス株を保有すべきか?

2022年5月11日のオリックス(8591)のプレスリリースで株主優待制度の廃止のお知らせがありました。
とはいえ、即刻廃止ではなくて2024年3月末まで制度はあります。
なので、まだしばらく「愛しのオリックスの株主優待」を楽しめるわけです。
私自身、たった100株、そして4年程度の短いオリックスの株主ですが、株主優待制度の廃止については寂しさ20%、納得80%です。
それでは、今回はオリックスはどのような株主制度がいつまで継続するのか、廃止になった分、株主にどう還元される予定なのか、今後もオリックスの株を保有すべきかを深掘りしていきましょう。

1.株主カードの廃止

オリックスの株主優待の1つ株主カード。
2024年3月31日時点の当社株主名簿に記載のある株主へのお届けを最後に、株主カードの株主優待は廃止となります。
最後の株主カードの有効期限は2025年7月31日までです。
まだしばらくは猶予があるわけです。
株主カードを使うとオリックスグループの提携施設や企業でのサービスを利用する際、入場料や利用料金が割引になります。
実はこれ、私は一度も使ったことがなかったのです。
我ながらとても寂しい人生だなと思うのですが、オリックスの公式戦も見に行かなかったし、入場料が10%OFFになる江ノ島水族館もすみだ水族館にも行かなかったです。
レンタカーでドライブも提携ホテルや温泉宿で優雅なステイもしなかったです。
なので「ぶっちゃけいらない、その分配当に還元して欲しいな」なんて思いもしないぐらい、存在を忘れていました。
なんならお財布にも入れていませんでした。
オリックスの株主カードを有効利用している方は人生の達人だなと個人的に思っています。
2025年まで有効なんだから、せめて水族館ぐらい行って、一回ぐらいは使おうとは思います。

2.ふるさと優待

ふるさと優待は全国各地の美味しいものを選べるカタログギフト。
100株以上3年以上継続保有のAコースと3年未満保有のBコース。
Aコースはラグジュアリー版でしたが、Bコースでも十分豪華。
とても楽しみにして、何を選ぶかワクワクしてました。
これがなくなっちゃうのはさみしいです。
こちらも2024年3月31日時点の当社株主名簿に記載のある株主へのお届けをもちまして制度は終了です。
でも、十分楽しみました。
生活が華やぎました。
ありがとうございました。

3.優待制度の廃止で今後どうなるの?

優待株の「花形」だったオリックス。
優待廃止後はどうなるのでしょうか?
プレスリリースによると今後は配当等による利益還元に集約することになります。
「配当に税金がかかるな」
「NISAで持ってれば5年間は大丈夫か」
とまあ、いろいろ考えましたが、確かに日本独自の「株主優待」制度は海外の投資家からは評判が悪い!
公平性や企業の資金利用の効率性を考えたら配当で還元された方がいいと私は考えています。
配当については2022年3月期の通期配当予想は78円。
中間配当39円を実施し、期末配当は39円の予想です。
優待廃止後、どうなるか楽しみにしています。

3.優待廃止後株を保有すべきか?

2024年3月末の権利確定日が過ぎたら売る人が多いでしょうね。
私の場合は保有株はたった100株ですし、様子をみながらしばらく持ち続けます。
やはり設立初年度を除き、黒字経営を継続しているモンスター企業。
底力はすごい。
でも、他に魅力的な投資先があれば資金をそちらに回しますし、個別株全部引き上げて投資信託一本に絞るかもしれません。
バランスとタイミングを見ながら決定します。

まとめ

・オリックスの株主優待は2024年3月31日時点の当社株主名簿に記載のある株主へのお届けを最後に廃止。
・最後の株主カードの有効期限は2025年7月31日まで。
・今後は株主還元は配当に還元される予定
・今後も持ち続けるかはバランスとタイミングを見ながら。
・魅力的な株主優待で楽しみました。オリックスの皆様ありがとうございました。

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