三菱UFJ銀行は2023年10月2日から店頭やATMでの振込手数料を引き上げる方針を固めました。なお、今回の発表で引き上げられるのは「銀行窓口での振り込み」と「ATMでの振り込みです」インターネットバンキングの手数料はそのままの予定です。
それではどれぐらい引き上げられるのか、なぜ引き上げられるのか深掘りしていきましょう。
1.現状の他行への手数料
窓口での他行への振込(3万円以上):770円
窓口での他行への振込(3万円未満):594円
ATMでの他行への振込(現金3万円以上):500円
ATMでの他行への振込(現金3万円未満):374円
ATMでの他行への振込(カード3万円以上):330円
ATMでの他行への振込(カード3万円未満):209円
ネットバンキングでの他行へ振込(3万円以上):220円
ネットバンキングでの他行へ振込(3万円未満):154円
2.2023年10月2日からの他行への手数料
窓口での他行への振込:990円
ATMでの他行への現金での振込:880円
ATMでの他行へのカードでの振込:275円
ネットバンキングでの他行へ振込(3万円以上):220円
ネットバンキングでの他行へ振込(3万円未満):154円
3.そもそも同じ銀行内でも振込手数料がかかる!
現状ネットバンキングである三菱UFJダイレクトを利用すると「三菱UFJ銀行あて」ですと支店関係なく手数料は0円です。しかし、窓口やATMを使うと、同じ銀行内での振込でも手数料が発生します。
窓口での三菱UFJ銀行の同一支店・三菱UFJ銀行他店への振込(3万円以上):550円
窓口での三菱UFJ銀行の同一支店・三菱UFJ銀行他店への振込(3万円未満):330円
ATMカードでの三菱UFJ銀行の同一支店への振込:0円
ATMカードでの三菱UFJ銀行の三菱UFJ銀行他店への振込:110円
4.そもそもどうして手数料の格差があるの?
窓口業務での人件費やATMの維持費がかかるからです。
ネットバンキングへの誘導として手数料の格差があります。
5.どうして2023年10月2日から三菱UFJ銀行の手数料が引き上がるの?
出典:photo AC
三菱UFJ銀行は2022〜31年度に約1400億円を投じて勘定系システムを更新する予定です。また、郵送や書面記入といった手作業も多く人件費がかさんでいます。 銀行サービスについて適正な対価をもらう形にする必要があるという考え方から引き上げの方針が固められた可能性が高いです。
まとめ
サービスへの適正な対価といっても、窓口での他校の振り込み手数料が990円に引き上がるのは家計への負担が大きいですね。990円…ちょっとしたランチが食べれてしまいます。
三菱UFJ銀行のネットバンキングを利用しても他行への振り込みは少額と言えども手数料が発生するので、じわじわと現金が減っていきますね。
楽天銀行や住信SBIネット銀行など預金額やサービスの利用実績に応じて他行への銀行振り込みが複数回無料になりますので、振り込み用にネットバンキングを開設するのが賢いのかなと個人的に考えています。
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