日本国内で郊外型の大型店のIKEAだけではなく、渋谷、原宿、新宿など何かのついでにパッと寄れるIKEAの店舗が増えてきました。都市型店舗の進出のコンセプトには日本の住宅事情に照らし合わせて、コンパクトで快適な便利な暮らしをリーズナブルに提供したいという思いがあります。
その方向性の具現化でしょうか?
IKEA月額99円の小さなおうちプロジェクトが始まりました。
実際にどのように申し込むか詳細をまとめてみました!
小さなおうちの申し込み方法
皆さん、間取り図って見てるだけでワクワクしませんか?ぼくはそうです🦈特にこの狭い部屋…ずっと眺めていられる…アイデア膨らむ…というわけで、このお部屋、月々99円で入居者を募集します!11/24(水)から📅#イケア家具付き物件https://t.co/ki0gXJpw1h pic.twitter.com/MU9iSExNoy
— 【イケア公式】BLÅHAJ/ブローハイ | 不動産エージェント (@IKEA_Campaign) November 22, 2021
入居申込期間:2021年11月24日〜2021年12月3日
申し込み:公式ウェブサイト
利用規約を確認したら実質ワンクリックで申し込み完了です。
※IKEA Familyメンバーへの登録が必要です。
居住期間:2021年12月15日〜2023年1月15日
当選者:1名
当選者発表:2021年12月上旬に当選者のみに連絡にて発表
小さなお家の所在地:新宿某所
広さ:10㎡(縦のスペースをうまく利用したお部屋です)
家賃:月額99円
家具:イケアの家具とグッズでコーディネート済
光熱費:自己負担
入退去費用:自己負担
思い出話
出典:unsplash
2003年に北京に留学。
休日に1人で故宮をぶらぶら観光していたら、たまたま「写真を撮ってもらえませんか」と出張中の商社の方に声をかけられ、それが縁でしばらくメールでやりとりさせていただきました。
その際に「中国にあるもので、今日本になくて流行っているものを教えてください」
と言われ、IKEAを紹介したところ、
「IKEAは1974年に一度、三井物産や東急百貨店と合弁で日本に進出し2店舗を展開し、1986年に撤退した。家具を自分で組み立てるという文化が日本人に合わなかった。そのアイデアは却下」と言われてしまいました。
その後も「野菜やお肉、お魚の計り売り」や「女の子がマイボトルを持ってお茶や白湯を必ず飲んでる。」
などとお伝えしましたが、いつの間にか連絡は途切れました。
まあ、そんなものですよね。
さて、当時北京でのIKEAの私の中の位置付けは「友達と連れ立って、かわいい家具を見て、ソフトクリームを食べるところ」
家具の形やテキスタイルのデザインや色遣いなど「こんなの初めて〜!」と新鮮でした。
ウキウキわくわくと気分が上がるちょっとしたテーマパークみたいな感じでした。
IKEAの商品は当時の中国の市場で販売されているコップやシーツ、タオル類と値段を比較すると5〜20倍ぐらいしました。
しかし品質やデザインを考えると市場で買うよりずっと長持ちし、留学生でも無理なく購入できるお値打ち価格でした。
特に好きだったのはバニラの香りのアロマキャンドルです。
その他にもカラフルな食器やデザインの可愛いシーツ、ポップで華やかなシャワーカーテンなどを購入しました。
生活の中でささやかな華やぎでした。
ただ、私が知らなかっただけで、IKEAは2001年に日本再進出を決定し、2002年7月に日本法人「イケア・ジャパン」を設立。
2003年時点ですでに日本でのプロジェクトは始まっていたのです。
そして2006年に1号店のIKEA船橋がオープンしました。
今や国内には都市型店舗も含めて13店舗もあります。
業績も好調です。
2020年08月31日の決算 売上高867億4400万円 営業利益19億3200万円 経常利益17億1500万円
郊外型の大型店と都市型の店舗、日本人のライフスタイルや日本の「小さくて快適」なものを作ることを好む性質にマッチした、日本人の心にピッタリ合うプロモーションを行っているIKEA。
今後もどのような取り組みがされるか、わくわくしながら見守っていきたいです。
ちなみに私も「小さなお部屋」ダメもとで申し込みました!
住めなくても一度遊びに行きたいですね。
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