【年末年始の読書におすすめ】『論語と算盤』

【年末年始の読書におすすめ】『論語と算盤』
日本近代の実業界の父、渋沢栄一による後進の企業家の育成のためにの経営哲学の談話録です。
「いかに生きるか」
「なんのために働くのか」
「人生において大切なことは何か」
を明確に語る名著中の名著です。
現代社会にも通じる、全く古臭さのない内容です。
新年改めて自分の心を見つめ直したい方や、年明け決意新たに仕事に前向きに向き合いたい方におすすめです。
渋沢栄一が主人公だった2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』には『論語と算盤』の内のエピソードが散りばめられていました。
ドラマのファンの方にもぜひ読んでいただきたいおすすめの一冊です。

『論語と算盤』のここがいい!

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渋沢栄一の飾らない語り口

『論語と算盤』は渋沢栄一の談話録を取りまとめたものですので、渋沢栄一のユーモアを交えた、飾らない語り口が魅力です。
「結構本音で話すんだな」と驚くほどです。
特に渋沢栄一の生きた時代は親と子、家の繋がりが今よりもずっと強かったはずですが、渋沢栄一は家族・親族を非常に大切にしつつ、「孝行は強制されるものではない」と明言しています。
家族に縛られず、自分自身が逆に家族を縛るような判断をしなかったんですね。
令和時代の現在よりずっと新しい考え方だと感じました。
説教めいた話などは一切なく、すんなり素直な気持ちで読み進められます。

令和の今だから渋沢栄一の言葉が心に響く

第5章の理想と迷信では自分の勤めを果たす際には「趣味」わくわくするような面白みを持たなければいけないと語っています。
この章はいろいろな解釈ができますが、“もし「趣味」がなければ、心もなくなり、ちょうど木彫りの人形と同じになってしまう”という言葉が個人的にかなり響きました響きました。

まとめ

『論語と算盤』は人生において間違った場所から離れ、正しい方向に進むための指針となります。そばに置いて、自分の人生の節目に読み直したい本です。
余談ですが、大阪桐蔭在校中、文武両道で有名だった中日ドラゴンズの根尾昂選手の愛読書としても有名です。
年末年始の静かな時間にぜひお読みください。

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