投資詐欺を見分けるポイント

最近「中高年の老後資金を標的にした投資詐欺が増えている」ということが記事になっていました。
具体的な詐欺の内容としては、
「投資商品の購入費の20%が5年間配当金として確実に受け取れる」
「5年後には元本が必ず戻ってくる」
などと出資者を募っていました。
このようなタイプの詐欺では、ターゲットに投資話を持ちかけ、資金を集めても実際には運用しません。
ただ、ターゲットを信じさせるために、他の出資者から得た資金をターゲットに配当金として支払います。
ターゲットに少額の投資で利益を与えて、「もっと儲かりますよ」とお金をさらにターゲットから搾り取ります。
そして頃合いを見て、配当金の支払いを止め、「会社は倒産した」などの連絡を最後にターゲットとの連絡をたち、資金を持ち逃げします。
この手法は昔からよくある「ポンジ・スキーム」と言われる手法です。
「最初に少額で儲かって、欲が出て、たくさん資金をつぎ込んだらドロンされる」
使い古された投資詐欺ですが、なくなりません。
投資詐欺に合わないために、中高年だけでなく、 新NISAやiDeCoを始め、投資に興味を持ち始めた現役世代も注意が必要です。
それでは見分けるポイントについてみて行きましょう。

投資詐欺かどうか見分けるポイント

1.あり得ない配当(分配)利回りの投資は全て詐欺。20%なんて言われた日には必ず疑ってください。
2.投資の境に「絶対」と「必ず」はあり得ません。「絶対儲かる」と「必ず儲かる」という言葉が使われるなら全て詐欺。
3.「元本保証」も投資の世界ではあり得えません。「元本保証」という言葉が使われたら詐欺。
国債などはほぼ元本保証と言ってもいいですが、国が破綻する可能性も0ではありませんので、元本保証ではありません。

まとめ

楽して稼げるうまい話なんてありません。
投資話を持ちかけてくる時点で詐欺です。
失礼な言い方ですが「退職金で財布が膨らんだ中高年」や「投資を始めて自分はアンテナはってるつもりの現役世代」なんて詐欺師から見たら「鴨がネギしょってくる」です。
自分には関係ないと思っていても、あなたのお金を虎視眈々と狙う人は必ずいます。
「現役時代は会社で自分は偉かった」
「自分はアンテナ張っている」
など、プライドが高い方、見栄っ張りの方、「払えない・払わない」がカッコ悪いと思って言えない方もターゲットになって大切な資産を奪われています。
詐欺を疑う心、自分の資産を守る力、物事を見極める目をしっかり養っていきましょう。

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