NEXTテンバガー候補?逆テンバガー銘柄ビンファスト オート(VFS)

世界各国を訪れて気になったサービスや企業を深掘りして未来のテンバガーを発掘したい!
「その国にあって日本にないもの」や「アジア発のサービスだけれども米国株のテンバガー候補 」をキーワードに注目して深掘りしましょう。
今回は2023年8月15日アメリカのNASDAQに上場したベトナムの国産EV企業ビンファスト オート(VFS)に注目していきます。
今後、ビンファスト オートはベトナムのTOYOTAになれるのか?
経済成長の続けるベトナムでビンファスト オートの車は受け入れられるのか?
現地で体験したサービスやビンファスト オートの車の乗り心地についてレポートしていきたいと思います。

1.ビンファスト オート(VFS)とは

ビンファスト オートはベトナムのコングロマリットであるビングループ傘下の会社です。自動車製造、自動車リースなどに従事していて、街を走る電気バスや電気タクシーはビンファスト オートの電気自動車が使われています。
創業者のファム・ニャット・ブオン氏はビングループの会長でもあり、ベトナム最初の億万長者と言われています。

2.ハノイの街角の中のビンファスト オートのバス・車とは?

ベトナムハノイの交差点に立って道路を眺めると、Vのエンブレムのついた綺麗な緑色の電気バス(VinBUS)やタクシー、乗用車やバイクが目の前を通り過ぎていきます。

VinBusについて
ビンバスの愛称で在越邦人の間で親しまれている緑色の電気バスは清潔で揺れず、車内マナーも徹底してます。
Vバスは基本的に日本円で42円で乗車できます。一部の座席の横にはUSBジャックが完備されており、ベトナムの現地の方々も気軽にスマートフォンを充電しています。
またベトナムのバス停には時刻表がなく、バスがいつ来るかわからないのですが、スマートフォン用のVバスのアプリではVバス以外のバス会社の運行状況がわかるようになっていて、バスがバス停に来るまでの時間がわかり大変便利です。

 

グリーンSMタクシーの車の乗り心地について
「グリーンSMタクシー」はビングループ傘下のタクシー会社で、運行するタクシーは全てビンファスト オートの車です。その他にもベトナムは「Grab」「Be」「 GOJEK」などの配車アプリがあり、「グリーンSMタクシー」以外のサービスを利用しても配車マッチングされたドライバーの車がビンファスト オートの車ですと、外国人でも気軽にビンファスト オートの車に乗車できます。
ビンファスト オートの車は静かで走行の安定性があり車内で快適に過ごせます。 また、加速がなめらかでスムーズに走行できます。

タクシーに乗って快適だったという経験は最高の販促ですね。
ビンファスト オートによると、2022年末までの約1年間で販売・納車したBEV台数は7,165台でした。車の金額は最上級のVF8が日本円で約700万円からです。下のランクのVFe34が約450万円です。
充電ステーションも国ではなく、ビンファスト オートの自前の充電ステーションの設置がすすめられています。
日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、2022年のベトナムの1人当たりの月間平均所得は日本円にすると月収4万円、年収48万円です。収入と比較すると相当高額な買い物です。これから、まずベトナム人がビンファスト オートの車を選んでいくのかというのを注視していきたいです。

3.上場1ヶ月ちょっとでまさかの逆テンバガー銘柄

そもそもテンバガーとは株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄のことを指します。
ただ、2023年10月3日時点でビンファスト オートは逆テンバガー銘柄なんです。
2023年8月28日には1株USD93.00ですが、2023年10月3日には1株USD9.00となりました。
見事に逆テンバガーです。

4.逆テンバガーの原因は

・上場時の期待が高すぎた。
・経営が単純に赤字。
・低浮動株であり、取引可能な株式が少ないため、株価が大きく変動しやすい。

つまり、現在のUSD9.00という株価は「まあそんな実力かな」という印象です

5.これからビンファスト オートはテンバガー銘柄になるか?

ベトナムだけに焦点を当てると、政府は脱炭素目指してEVシフトの方針なので伸びる可能性が高いでしょう。
人口が1億人を越え平均年齢が31歳と若く、若者は車への憧れを持っています。
実際にベトナムの新車販売台数は、2022年に50万台に到達しています。
ただしベトナム人の富裕層や若者に圧倒的に人気なのが日本車です。TOYOTAがぶっちぎりで大人気ですし、ほかにもマツダ、ホンダ、三菱、スズキ、日産の高級車が街を走ります。日本車以外ですと、ベンツやフォードやプジョー、韓国のKIAが目立ちます。
名だたる世界有名自動車メーカーと真っ向から対決せずに、早々とEVに特化したビンファスト オートの経営方針は非常に興味深いですが、ビンファスト オートがテンバガーを達成するたまに追い抜かなけらばいけないのが世界のTOYOTAなのかと、世の中の構造を考えると興味深いです。
ただ個人的にはビンファスト オートの車がベトナムの経済発展とともに、どこまで高みに昇るのかみていきたいです。
ベトナムのTOYOTAを目指して、がんばれビンファスト オート!

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