海外旅行のお土産でお米?日本に外国のお米を持って帰れるの?

大型連休で日本から国外へご旅行に行かれる方の中で、「現地のお米安いな!」と思わずにお土産用に買おうとする方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとお待ちください。
お米は植物防疫法の規制対象です。
海外で購入したお米を日本に個人的に持ち込む際には「輸出国の政府機関が発行する検査証明書(Phytosanitary Certificate)」が必要ですし、日本に到着後も空港で植物防疫所の検査を受ける必要があります。
お米は海外のスーパーでも気楽に購入できてしまいますが、気楽に買えるのと日本に持ち込むのは別の話です。
海外正しいお米の持ち帰り方を一緒に確認して、果たしてお土産として外国からお米を持って帰ってくるべきか一緒に考えましょう。

海外で検査証明書を発行

例えば韓国のスーパーでお土産用にお米を買った場合、韓国の空港で検査証明書を発行してもらう必要があります。 仁川空港第1ターミナルには3階出国フロア、 仁川空港第2ターミナル2F検疫・出国センター、金浦空港国際線1F動物・植物検疫で発行を依頼します。
各国で検査証明書を発行する、手続き方法・場所も違いますし、言語の壁もあります。
限られた滞在の時間の中で、お米の検査証明書を発行する時間があるか、しっかりと滞在の計画を立ててください。

日本の植物検疫カウンターで検査を受ける

日本についたら、外国で発行してもらった検査証明書を提出します。その際にはパスポートなどご本人の身分証明書の提示が必要です。

税関申告

個人が持ち込めるお米の数量には上限があります。一般的に、過去1年間の輸入量が1人あたり100kgまでであれば、届け出を行うことで関税や消費税が免除されます。これを超える場合は、関税などが課税されます。
1度の海外旅行でいきなり100kgのお米を持ち込む方はあまりいらっしゃらないと思いますが、食糧法に基づき、個人で消費する目的であっても、一定量を超える場合は輸入の届け出が必要です。税関申告を行います。お米の数量などを正確に申告してください。

まとめ

個人的には海外旅行のお土産で外国のお米を日本に持ち帰るのはおすすめしません。
精米技術や農薬の基準など日本のお米とは異なりますし、虫が混入していることもあります。
日本のお米はそもそもがレベルが高いです。外国のお米の匂いや食感などお口に合わない可能性もあります。
何よりも旅行中の限られた時間の中で、言語や習慣の違いのある海外で検査証明書を取得するのは時間がもったいないです。
しかも日本へ持ち帰る荷物のスペースも大半お米でしめられますし、重たいです。
限られた時間と荷物のスペースを有効に使いましょう。
手続きをすれば海外旅行のお土産で外国のお米を日本に持って帰れますが、手間暇やクオリティを考えるとおすすめしません!

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