【海外駐在】大失敗!駐在開始前に日本の携帯電話を解約するんじゃなかった!

これから海外へ駐在する方へ。
「通信手段はLINEがメインだしwi-fiが使えればいし日本の携帯番号解約しよう!」と考えていらっしゃいませんか?
声を大にして「ちょっと待った!」と言いたいです。
結論から言うと「海外駐在でも日本の携帯電話を解約しないでください」とお伝えしたいです。
それでは、なぜ解約を反対するか理由をお伝えします。

1.銀行口座・クレジットカードが電話番号が鍵になっている

最近はLINEなどのやり取りがメインになっていて、個人に電話をかける、自分の番号に電話がかかってくるという機会が少なくなってきました。
そんな訳で、私個人は海外に出るタイミングであっさりと携帯を解約しましたが、解約後に現地で思わぬ「困った」に遭遇しました。
日本の銀行口座やクレジットカードの住所変更に電話番号が必要だったのです。特にクレジットカードは、保有しているクレジットカードの期限が切れるタイミングで、新しいクレジットカードの受け取り先として日本の住所の登録が必須でした。
私の場合は出国直前の携帯番号の解約前に、もともと住んでいた住所から法定代理人の住所に変更したのですが、海外に出ている間に法定代理人が転居をして、2度目の住所変更をする時に、本人確認のために登録の電話番号が必要だと気付かされました。
変更のためのタイムパスワードが電話番号のショートメッセージに届くなど、解約した後に電話番号の重要性に改めて気づくハメになったのです。
結局、現地の携帯番号から日本の金融機関のお客様センターに直接電話して、やりとりの上、本人確認が口頭でできて、住所変更ができたのですが、手間がかかりましたし、お客様センターのスタッフの方にも迷惑をおかけしました。
金融機関関連以外にもSNS各種の変更や確認にも電話番号のショートメッセージが必要で、最初に登録した電話番号が無いため、SNSで本人確認ができない場合がありました。

2.日本に現住所がないと日本の携帯電話番号の取得ができない

今は携帯電話番号取得もインターネットで手続きが完了できるほど便利な時代ですが、日本に現住所がないと新規に携帯番号の取得ができません。
2006年4月1日より全面施行された「携帯電話不正利用防止法」により携帯電話事業者は、携帯電話等の契約時及び譲渡時等に、契約者の本人確認が義務付けられたからです。

本人確認のできる証明書類

運転免許証
パスポート
マイナンバーカード
乗員手帳
在留カード
各種保険証
国民年金手帳
身体障害者手帳

以上の証明書類は法令で本人確認に用いてもよいとされているものです。
実際にどのような書類が契約の際に必要になるかは、携帯電話事業者によって異なります。
インターネットでの申し込みは運転免許証やマイナンバーカードを画像で認証することがあり、そうなった場合住民票と現住所が紐づいていないと、契約ができません。
保険証やパスポートで申し込む場合は、発行されてから3ヶ月以内の「公共料金の請求書・領収書」や「住民票」などが必要となります。
現住所に本人が住んでいるかの確認をしっかりとってから契約がなされます。
海外に本拠地をおいて、日本に定まった住居がない場合、実家に帰った時やホテル滞在中に携帯電話を契約しなおすということができなくなっています。
つまり、一度失うと、日本に現住所がない方は再び簡単に携帯電話番号は入手できないということです。

3.海外で生活していても携帯代金は必要経費

海外で生活していても、私自身少なくとも1年に2回は帰国していました。
携帯端末もeSIMに対応していなかったので、毎回5,000円でwi-fiルーターをレンタルしていました。
最低でも年に10,000円の費用が発生していたのです。
仮に「楽天の最強プラン」を契約していたら、使わなければ月1,078円(税込)なので、1年で発生する費用は12,936円です。
現在の携帯電話の料金がリーズナブルな値段で契約できるようになったから出てきた選択肢ではありますが、帰国のたびにwi-fiルーター申し込んで、空港で受け取って、壊したり無くしたりしないように気を遣って、出国時には返却するという手間を考えると、携帯電話の番号の契約解約しないで保持した方が断然もコスパもタイパも良いです。
駐在や留学先から、第三国へ旅行や出張に行く際も日本の携帯電話番号が使えて便利だったりしますし、いざという時の緊急連絡の時にも使えます。
この、いざという時の緊急連絡の方法を保持する、日本の携帯電話の回線を確保するというのも、予想外のことが起きる外国で、自分自身やご家族が安全に過ごすために必要なツールです。
私自身解約してしまったからこそ見えた視点や、可視化できた経費ですが、それだからこそ今現在で「海外に行くから日本の携帯電話どうしよう」とお悩みの方には「そのままお持ちになられた方がいいですよ」とお伝えしたいです。

4.これから海外へ駐在・留学する方は格安スマホへ乗り換えましょう

これから海外へ駐在・留学する方で、現在のお持ちの携帯番号を解約する事はお勧めしません。ただし、月々の携帯代金が5,000円以上の方はプランの見直しや格安スマホへ乗り換えを検討しましょう。支払いもポイントを全部使って支払うなど、節約の方法はたくさんありますので、契約内容や支払い方法などを、長期出国前にしっかり見直して変更しましょう。
どのぐらいの期間に海外に駐在するかや、給与の支払いが現地通過のみで、携帯電話料金の支払いに紐付けされている銀行口座に日本円が定期的に振り込まれないなど、ライフスタイルによっていろいろ選択肢も変わってきますが、携帯電話料金の支払いに紐付けされる銀行口座の残高に問題がない方や、2〜3年したら必ず日本に戻る方、年に2回以上帰国する方は、日本の携帯電話番号の保持を強くお勧めします。

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