貯蓄型保険って何がやばいの?

巷で騒がれる「貯蓄型保険はやばい!」というご意見。
でも実際に周りに入ってる方も多いし、身近な方から「貯蓄保険がいい!」と薦められている方もいらっしゃると思います。
「やばい」と言われたり「いい」と言われたり、良いのか悪いのか本当のところはどうなのでしょうか?
私としては「保険と資産運用混ぜると危険」という意見を持っているので、「貯蓄型保険」は資産運用には向かないという立場から、私見を述べていこうと思います。

1.貯蓄型保険とは?

保険には「掛け捨て型」と「貯蓄型」があります。
貯蓄型は掛け捨てと違って、支払った保険金が解約返戻金や満期保険金としてお金を受け取れます。
貯蓄型保険の種類には終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険があります。

2.貯蓄型保険が問題視される理由は何?

お金が受け取れるなら良いじゃないか!という気持ちにもなりますが、貯蓄型保険が問題視される理由は以下になります。

・掛け捨てに比べて保険料が割高。
・満期前に解約すると解約返戻金が払込料より少ない。
・インフレリスクがある。
・返戻金や満期保険金を受け取る時に所得税が発生する。

3.将来に向けての資産運用には貯蓄型保険より効率的なものがある

貯蓄型保険は内容を充実させようとするとさらに月々の保険料が高くなります。
返戻率は契約年数が長ければ長いほど上がりますが、緊急に現金が必要になった時など、満期前に解約すると解約返戻金は払込料が少なる傾向にあります。
返戻率も昨今は10%あればいい方と言われています。10%程度ですと満期時に物価が上昇していたら、価値は目減りします。
また、満期時のお金の受け取り時に所得税が発生するので、資産運用として貯蓄型保険を月々支払う余裕があるなら、その資金をiDeCoやつみたてNISAの方が非課税で資産運用ができる仕組みに資金を回した方が効率的です。
「貯蓄型保険はやばい」というより「貯蓄型保険は古い」といった表現の方が妥当かもしれません。
貯蓄型保険は掛け金が戻ってくるからお得と安易に考えずに、収入と収支のバランス、将来の支払う予定の大きな金額、目標の資産額を考えて、より良い方法で資産運用をしましょう。

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