月30万円の配当をもらって暮らすために必要な投資額は?

「投資だけをして、配当をもらって余裕を持って暮らしたい」
皆さん一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
その為には何の銘柄を買っていくら投資すればいいのでしょう。
今回は配当生活というキーワードの中でよく出てくるNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード 1489)の配当利回りを参考に、月30万円もらうのに必要な投資額を計算してみました。

1.NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード 1489)とは

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード1489)は、以下のような特徴を持つETF(上場投資信託)です。

高配当銘柄に投資できる: 日経平均株価を構成する銘柄のうち、予想配当利回りが高い50銘柄で構成される「日経平均高配当株50指数」との連動を目指しています。
手軽な分散投資: 高配当の個別銘柄を自分で選ぶ必要がなく、このETF一つで複数の高配当銘柄に分散投資が可能です。

 

分配金の期待: 高配当銘柄を組み入れているため、比較的高い水準の分配金が期待できます。過去の実績を見ると、日経平均に連動するETFよりも高い分配金利回りとなっています。

 

NISAの対象: 新NISAの成長投資枠の対象商品です。

 

定期的な銘柄入れ替え: 指数のルールに基づいて、年に一度、配当利回りの高い銘柄に入れ替えが行われるため、自動的に高配当株への投資を続けることができます。

2.配当利回りは?

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード 1489)の直近実績(過去1年間の分配金÷基準価額)に基づく分配金利回りは、約3.72%です 。

3.30万円の配当を得るには必要な投資額は?

およそ 9,700万円の投資が必要です。

年間での配当額:30万円 × 12ヶ月 = 360万円/年
期待利回り:3.72%
必要投資額(税引前、手数料等未含む):
必要額 ≒ 3,600,000円 ÷ 0.0372 = 約9,677,419円

なお、このETFは年4回、四半期ごとに分配されます。月々30万円が毎月均等に受け取れるわけではなく、年間の受取額を月割りして見積もった値です。
また利回りは変動します。
今回の計算の基準となった3.72%は過去1年間の実績ベースです。将来も同様の利回りが継続されるとは限りませんのご承知おきください。

4.税金や信託報酬の影響を考えると本当はいくらになる?

現在、日本では配当金には約20%の課税がされます。税引き後を月30万円にしたい場合は、税考慮後の受取額を考慮する必要があります。
また、年率の信託報酬は約0.308%です。
長期保有するとコストが累積し、実質利回りが下がるため、資産運用モデルに含めてシミュレーションする必要があります 。

税引後で月30万円、すなわち年360万円を手取りにしたい場合

必要受取額(税引後:80%) → 年間450万円程度
必要投資額 ≒ 4,500,000円 ÷ 0.0372 ≒ 約12,100,000円

つまり、少し余裕を持って約1.2億円の投資が必要となります。

まとめ・それって現実的なのかな?

投資元本としては、税引前で月30万円(年間360万円)を得るにはおおよそ9,700万円、税後でその額を目指すなら約1.2億円が必要です。
正直、約1.2億円をNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード 1489)に全て投資するのって現実的なのかな?と思います。もっと利回りの良いETFもありますし、やっぱり月々、無理のない範囲でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をコツコツ投資して、配当を受け取るのではなく、再投資を選択して複利を増やした方が正解なのではと思います。
ただ、今回はあくまでも「月30万円の配当をもらって暮らすために必要な投資額」というテーマでしたので試算してみました。ご参考まで!

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