制度の変更に伴い、2024年から駐在や留学などで海外に長期滞在中でもマイナンバカードを保有できるようになりました。
しかし、個人的に気になる点が1つあります。
それは「マイナンバーカード自体の有効期限」と「電子証明書の有効期限」です。
国外転出者向けマイナンバーカードの有効期限は原則として、18歳以上の方はカード作成日後10回目の誕生日まで、18歳未満の方は発行日後5回目の誕生日までです。
ただし、マイナンバーカードの「電子証明書の有効期期限」は原則として発行の日後5回目の誕生日までです。
「現状で国外転出者向けマイナンバーカードの電子証明書の有効期限を迎えてしまったら、どう手続きをすればいいのか」
「マイナンバーカードの有効期限が10年でも、電子証明書の有効期期限が5年なら、これは実質有効期限は5年なのでは?」と考えてしまいました。
そこで心配な点をマイナンバーカード総合サイトに質問してみました。とても丁寧にご返答をいただいたので、ここで共有させてください!
国外転出者向けマイナンバーカードの電子証明書の有効期限を迎えてしまったら、どう手続きをすればいいのか?
在外公館で電子証明書の更新自体はできません。在外公館での窓口で電子証明書を更新したい場合、電子証明書を搭載した国外転出者向けマイナンバーカードの再交付申請をする必要があります。再交付は無料ですが、再交付までに2〜3ヶ月かかります。
有効期間満了日の1年前から再交付の手続きができますが、交付までに時間がかかるのが問題です。
結局5年で再交付?面倒だな?他に方法はないの?
解決法が1つあります!
一時帰国時に本籍地市区町村の役所の担当窓口で、その場で電子証明書の更新が無料でできます。
帰国時に本籍地へのアクセスがよかったら、日本での更新手続きの方が早くて簡単ですね。
更新時には、パスポートなどの身分証明書を必ずお持ちくださいね。
電子証明書の有効期限が切れたらなんの問題があるの?
マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れると以下の利用ができなくなります。
・マイナポータルへのログイン
・e-Taxなどの電子申請
・戸籍謄本などのコンビニ交付
・マイナ保険証としての利用(電子証明書の有効期限が切れた後3ヶ月以内であれば、マイナポータル画面や資格情報のお知らせを提示することで、マイナ保険証として利用できます。3ヶ月をすぎるとマイナ保険証としての利用もできなくなります)
そもそも電子証明書の有効期限はなんで5年なの
電子証明書の有効期限が5年なのは、セキュリティの維持が主な理由です。暗号技術の進歩を考慮し、5年ごとに更新することで、不正利用のリスクを低減するためです。
まとめ
電子証明書の有効期限が5年で、国外転出者向けのマイナンバーカードが在外公館では即時で電子証明書の更新ができないなら、国外転出者向けのマイナンバーカードの有効期限も5年でいいのではないかと思いました。
ただ、帰国時に本籍地の市町村の担当窓口で更新できるなら、そんなに不便でもないのかなとも思います。
一時帰国時にマイナ保険証を使う予定の方、コンビニで必要な書類を取得したい方、e-Taxをご利用なさりたい方は国外転出者向けのマイナンバーカードの電子証明書の有効期限にぜひお気をつけください。
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