政府は、国民の利便性向上を目的に、マイナンバーカードと運転免許証を一体化した「マイナ免許証」の運用を、来年3月24日から開始することを決定しました。さて、実際にどのような運用が変わるのか、導入の背景や今までの免許証がどうなるのか、じっくり深掘りしましょう。
どうして来年の3月から?導入の背景は?
政府は、マイナンバーカードを活用した行政サービスのデジタル化を推進しており、この一環として運転免許証との一体化が検討されてきました。2021年に改正道路交通法が成立し、マイナンバーカードへの運転免許証情報の記録が可能となりました。
マイナンバーカードがどうして免許証と一体化できるの?
マイナンバーカードのICチップに、運転免許証の必要な情報を記録することができ、マイナンバーカードを運転免許証として利用できる制度です
「マイナ免許証」私たちの具体的なメリットは?
行政手続きの簡素化
車両登録やレンタカーの手続きなど、運転免許証が必要な手続きがスムーズになることが期待されています
手数料の値下げ
マイナ免許証の新規取得や更新の手数料が従来よりも安価になります。
新規
マイナ免許証:1,550円
従来の免許証:2,050円から2,350円へ値上げ
両方を取得する場合:2,450円
更新
マイナ免許証:2,100円
従来:2,500円
2025年3月24日以降今までの運転免許は持てなくなるの?
取得はあくまでも任意で選択制となります。従来の運転免許証を引き続き利用することも可能ですし、従来の免許証とマイナ免許証の両方を取得することも可能です。
どうするのが最適なのか?
マイナンバーカードと運転免許証の一体化。何が最善なのか。手数料の差に関しては瑣末な問題で、個人的には「リスク管理」に注目したいです。リスク管理と、車の運転をよくされる方にとっては、一体化は紛失時のリスクが上がります。ペーパードライバーで、運転免許証が身分証明書代わりだった方はマイナンバーカードと運転免許証の一体化のメリットは高いですね。どうするのかが最適なのかはいろいろと迷うところです。
どうやって手続きするの?
マイナンバーカードと免許証を一体化するには、運転免許センターまたはシステムが整備された警察署で申込みを行います。マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を記録することで、マイナ免許証として利用できるようになります
このサイトは豊かな資産形成の参考となる情報の提供を目的としています。
勧誘や特定銘柄への投資を推奨していません。
投資に関する決定やリスク管理はご自身の判断でなさるようお願い申し上げます。