【アメリカ株・アルファベット】両方ともGoogle?ALPHABET INC-CL A とALPHABET INC-CL C の違いは何?

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の組入れ上位銘柄を見ていたところ「ALPHABET INC-CL A」(アルファベットA) 「ALPHABET INC-CL C 」(アルファベットC)と同じ会社(Google)がランクインしている事に気がつきました。

1 APPLE INC 3.3%
2 MICROSOFT CORP 2.8%
3 AMAZON.COM INC 2.1%
4 ALPHABET INC-CL A 1.4%
5 FACEBOOK INC-CLASS A 1.2%
6 TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC 0.8%
7 TESLA INC 0.8%
8 NVIDIA CORP 0.7%
9 JPMORGAN CHASE & CO 0.7%
10 ALPHABET INC-CL C 0.7%

なぜ同じ会社でAとCと分かれているのでしょうか?
そしてBはあるのでしょうか?
気になるので調べてまとめてみました。

①どうしてAとCがあるの?

出典:photo AC

Googleの株式のティッカーシンボルは【GOOG】でした。
しかし2014年にALPHABET INC-CL Aの【GOOGL】とALPHABET INC-CL C の【GOOG】に分割されました。

②AとCの違いは何?

2つ違いは議決権の有無にあります。

ALPHABET INC-CL A【GOOGL】:議決権あり

1株あたり1議決権を持った普通の株です。

ALPHABET INC-CL C 【GOOG】:議決権なし

創業者を含む古くからの株主の議決権を守るために発行されたと言われています。
新株主が増えて既存の株主の意思が会社経営に反映されにくくなるのを防ぐため、議決権なしの新株が発行されたと言われています。

③ALPHABET INC-CL B(クラスB)はあるの?

ALPHABET INC-CL Bは存在しています。
主に創業者達が保有しています。
1株あたり10の議決権が付与されています。
このような形でアメリカの巨大企業の創業者達は議決権を確保しています。

まとめ

日本ではこのように同じ市場内で一つ会社の株が2つの銘柄コードを持つ例はありません。
アメリカにはこのように日本には存在しない制度があるというのは驚きですね。
ALPHABET(Google)株を購入する時にはAとCで混乱しないようにしましょう!

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