楽しく遊んで資産運用が身につくゲームがあるといいなと思い「投資歴20年目のトレーダー」に尋ねてみました。
「それはキャッシュフローゲーム一択だねぇ」
キャッシュフローゲーム?
調べてみるとボードゲームが出てきました。
①キャッシュフローゲームはどんなゲーム?
キャッシュフローゲームは「金持ち父さん 貧乏父さん」の著作で有名なロバート・キヨサキ監修のボードゲームです。
ゲームは2つの階層に分かれています。
第1階層
ゲームボードの真ん中の下の位置にある小さな丸のすごろくが舞台です。
ラットレース(貧乏父さん生活)を抜ける為に、不労所得が総支出を上回るよう株や不動産など資産を売買しローンなどの負債を払っていきます。
ボードゲームでは資産や負債の変動がある度に財務諸表(バランスシート)に記入をすることでお金の流れを学ぶ事ができます。
財務諸表は損益計算書と貸借対照表から構成されていおり、お金の流れを理解しながら記録する表になります。
自分で考えて決定し、自分で財務諸表に記入していくので非常に勉強になります。
第2階層
ラットレース(貧乏父さん生活)を抜けたら丸のすごろくの周りにある大きなすごろくのファーストトラック(金持ち父さん生活)へ移ります。
自分の夢を買うか目標の資産額を達成するかがゴールとなります。
②「キャッシュフローゲームの大会もあるんだよ…でもね」
初心者「へえ、ボードゲームなんだ。おもしろそう。でも人数が四人は欲しいよね」
トレーダー「うん、キャッシュフローゲームの大会もあるぐらいなんだよ…でもねそれを種にする人がいるんだよ」
初心者「種にする?どういうこと??」
トレーダー「大会を開くと資産運用に興味がある人や投資家が集まるでしょ?」
初心者「うん」
トレーダー「それを利用してマルチ商法の勧誘が行われたりしているんだ」
初心者「何それ!意識高い系女子の習い事が宗教やマルチの勧誘と不倫の温床になってるのと似てるね!」
トレーダー「え!うーん…いきなり何の話?まあ、キャッシュフローゲームに関してはまともな大会あると思うけど」
初心者「ゲームのシステムはとても素晴らしいのにね」
トレーダー「嘆かわしいよ」
③「スマホゲームはないの?」
初心者「もっと手軽にさ、スマホゲームはないの?」
トレーダー「今はないかな。でも英語版ならパソコンでやるオンラインゲームが無料でできるよ」
④「オンラインゲームで早速やってみよう」
トレーダー「じゃあ早速やってみよう」
なんと夜中の11時だったのにもかかわらずトレーダーがゲームに付き合ってくれることになりました。
①キャッシュフローゲームのサイトから登録をします。
「金持ち父さん」→「RICH DAD」今更ながらなるほどと思いました。和訳はそのまんまなんですね。
出典:キャッシュフローゲーム
②名前とメールアドレスを登録します。登録はちゃんと無料です!
出典:キャッシュフローゲーム
③メールアドレスに登録完了メールが届きそれをクリックするとこのページに飛びます。
出典:キャッシュフローゲーム
④チュートリアルとかトレーニングとか無く唐突に始まります。
出典:キャッシュフローゲーム
⑤初心者「わあ!変なおじさんの写真出てきた!怖い!」
トレーダー「ロバートキヨサキだよ」
このページをクリックするとアンケートページに飛びます。
無視してCLOSEして大丈夫です。
出典:キャッシュフローゲーム
⑥ゲームセレクト画面です。他の方が作ったルームがパスワードのないオープンなものならすぐに参加できます。
しかし、いきなり見知らぬ世界の誰かと遊ぶ度胸はないので自分でルームを作ってトレーダーと2人で始めることにしました。
出典:キャッシュフローゲーム
⑦最大6名まで遊べます。名前やパスワードを自身で設定します。
誰でも参加OKにする場合はパスワードの設定は不要です。
出典:キャッシュフローゲーム
⑧トレーダーに口頭でパスワードを伝え待ちました。
出典:キャッシュフローゲーム
⑨右上のウィンドウで自分の夢(ゴール)を選びます。左下は自分の財務諸表です。
ここで自分の職業などの初期設定が初めて判ります。
ボードゲームでは自分で設定するところがここでは自動に入力されています。
私の職業は「学校の先生」でトレーダーの職業は「エンジニア」でした。月収は「エンジニア」の方が高かったです。
しかし収入が高ければ住宅ローンなどの費用が高く一筋縄ではいきません。ゲームとしてバランスが取れています。
設定がこの時点でリアルです。
最初は中央の下にあるラットゲームのすごろくを回します。
目標の資産額を達成するとラットゲームから抜け出し外の大きなすごろくに移動します。
左上のプレーヤーバーで相手の資産の資産の増減を確認できます。
出典:キャッシュフローゲーム
⑩左下の財務諸表のタブを押すとスタート時点の財務状況を確認できます。
この前までは英語も簡単だったのですが、いきなり専門用語になり焦ります。
いきなり世界の人と戦わなくて本当に良かった(汗)
他プレーヤーの財務諸表は閲覧できません。
出典:キャッシュフローゲーム
⑪右上のウィンドウでローンの返済と借入ができます。ローンウィンドウの下にある「ROLL」ボタンを押すとサイコロが振られゲームスタートです。
画面には無いですが「ROLL」の後の「END」ボタンで自分のターンが完了になります。
自動的に切り替わりません。
他プレーヤーのサイコロの内容は確認できます。
出典:キャッシュフローゲーム
⑫サイコロを振って止まったマスによってボートを買うことになり費用が増えたりします。
出典:キャッシュフローゲーム
⑬子どもが産まれて費用が増えたりします。
子どもは三人以上増えない設定になっています。
出典:キャッシュフローゲーム
⑭投資のチャンスのマスに止まると「小さなチャンス」か「大きなチャンス」を選択できます。
出典:キャッシュフローゲーム
⑮キャッシュフローのバランスを考えずにローンを組んだり大きなチャンスに手を出すと破産します。
出典:キャッシュフローゲーム
⑯破産して負けちゃいました。
出典:キャッシュフローゲーム
⑰小さなチャンスで株や不動産を上手に運用して不労所得を増やして目的を達成するとラットレースから抜け出せます。
新たに外の大きなすごろくに舞台をうつし、ゲーム当初に選択した夢を買うか目標の資産額を達成するかがゴールになります。
出典:キャッシュフローゲーム
⑤キャッシュフローゲームの感想
初心者「とってもおもしろい!でも慣れるまで英語も難しかったかな」
トレーダー「小さなチャンスで1株1ドルで1万ドル分投資した株が1株30ドルで売れた時はテンション上がったね!」
初心者「私なんて5ドルから30ドルにしかならないって書いてある株を40ドルで買ったりしたからなぁ」
トレーダー「返せるほど資産ないのに最初にローンで多額に借入して工場買って破産したしね」
初心者「うん、本当に無謀な判断は即破産の危険なゲームだった」
トレーダー「現実的だったね」
キャッシュフローゲームはとてもおもしろかったです。
株や不動産で利益や配当を得て資産を増やし、負債を返済していく過程はとても愉快でした。
最初は困惑した英語にも自然と慣れていきました。
資産運用だけでなく英語の勉強にもなりました。
今度は世界の人たちと戦ってみたいと思います。
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