給与を複数口座に振り込むメリット!

先日、友人とこんなやりとりをしました。

友人「給与を複数口座に振り分けてもらっているんだ」
私「へぇ、そんなことできるんだ。でも、どうして?」
友人「3つを給与口座にしてよ!それぞれポイントや利点があって満足」
私「その発想はなかった!」

そんな訳で今回は
「給与を複数口座に振り込んでもらえるのか?」
「銀行別メリット」
「複数口座に振込をするメリット・デメリット」
をテーマについて深掘りしてみましょう。

1.給与を複数口座に振り込んでもらえるのか

雇用者は給与を複数の口座に分けて振り込むことを会社側に主張する権利はありますが、その一方で会社側は労働者のその要求に応じる義務もありません。
双方の合意の上、複数口座に振り込んでもらえます。
給与の銀行振込って、一般的なお給料の受け取り方ですが、そもそもそれが例外なんです。
原則「給料の支払いは通貨で、直接労働者に支払う」となっています。
労働基準法第24条は、賃金は「通貨で」、「直接労働者に」、「全額を」、「毎月1回以上」、「一定期日を定めて」支払わなければならないと定めています。
例外として銀行の振り込みがOKで、今ではそれが当たり前ですが、給料の振り込み先を決める権利を持っているのはあくまでも労働者なのです。
私はこのことも恥ずかしながら知りませんでした。
学生時代のバイト代の振り込みも、正社員時代の給与振り込みも、会社が指定した銀行の口座をわざわざ新規で開設しました。
もちろん会社側も、振り込みの時の手数料の発生や、事務作業の手間の削減、いろいろ事情があるので、振込先の金融機関を指定してきたのでしょう。
でも自分自身が「給料の振り込み先を決める権利を持っているのは労働者」と知っているか否かで判断するのは大きな違いで、人に言われるままに銀行口座を開設してたのは情弱だったなと思います。
給与を複数口座に振り込みたい方は、まず会社の担当者に説明して、自分の権利を丁寧に主張しましょう。
また、仮に「複数口座に振り込みすると手数料が発生するから、そのぶん給与から差し引くから」と担当者に言われた場合、労働基準法第24条に賃金の全額払いが定められていますので、振込手数料を差し引いて支払うことは許されないので、承諾しないようにしましょう。

2.銀行別メリット

銀行によって給与の振込口座にするということはどのようなメリットがあるのでしょうか?
各銀行別にみていきましょう。

三井住友銀行

3万円以上の振込で、Vポイントが月200ポイント付与されるなど、かなり魅力的です。
条件
・給与振込口座をOliveにする。
・2ヶ月以上連続で一度に3万円以上の振込

利点
・4つの中からOliveの選べる特典が選べる
(給与・年金受取特典(Vポイント200pt付与・毎月)/Ⅴポイントアッププログラム還元率(+1%)/ご利用特典(100pt)/コンビニATM手数料無料(1回))
・三井住友銀行本支店ATM・三菱UFJ銀行店舗外ATMの手数料が無制限で無料
・SMBCダイレクトでの他行あて振込 月3回まで無料
・定額自動送金「きちんと振込》」振込手数料・取扱手数料が何回でも無料

三菱UFJ銀行

条件
・三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)をご利用の上、1回10万円以上の給与の受け取り。

利点
・三菱UFJ銀行のATM手数料が無制限で無料
・提携コンビニATM手数料が月2回まで無料
・ネットバンキングの他行あての振込手数料が月3回まで無料

みずほ銀行

条件
・みずほダイレクト(インターネットバンキング)の登録

利点
・みずほ銀行/イオン銀行ATM時間外手数料
・コンビニ(イーネット)ATM時間外利用手数料が月回まで無料
・みずほ銀行宛振込手数料(みずほダイレクトご利用時のみ)0円

楽天銀行

条件
・ハッピープログラムにエントリー
・勤め先の給与・賞与が「給与振込」の電文で振り込まれていること

利点
・楽天ポイントの付与(ハッピープログラムのステージにより給与振込1回につき1〜2ポイント付与)
・他行あての振込手数料が月3回まで無料(使い切らない月があっても2回まで翌月に繰越)

複数口座に分けるメリット

貯蓄用・投資用・支払い用(家賃・光熱費・携帯料金・その他固定費)用に最初から給与を分けて振り込まれると、自分で振り返る必要がないので生活の中のタイムパフォーマンスが向上します。
また、はっきりと口座を分けることによって、収支のバランスが把握しやすく見直しや改善もしやすいです。

まとめ

私は学生時代にバイト先から「三菱UFJ銀行」の口座開設を、社会人になってからは「みずほ銀行」を開設して、そのまま保有していましたが、メガバンクで給与振込先口座に指定してメリットがあるのは「三井住友銀行」だけですね。
会社側から言われるままではなく、家や職場の近所にあるATMや、手数料無料、ポイント付与など、しっかりメリットをみて給与の振込口座を決めていきたいです。

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