新規公開株(IPO)に応募しよう

新規公開株(IPO)をご存知ですが?
新規に上場する企業の銘柄を上場前の公募価格で購入する制度です。
公募価格から初値売りでテンバガーになる銘柄もあります。
新規公開株(IPO)がどのような制度なのか一緒に学んでいきましょう。

①新規公開株(I PO)とは

出典:Pixabay

IPOとは「Initial Public Offering」です。
日本語では新規公開株と言われています。
新たに上場する企業の株式銘柄です。

②どうして応募するといいの?

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高い確率で値上がりする

IPO株は上場後値上がりしやすい傾向にあります。
公募価格で購入して初値で高値が出たら売却する投資家もいます。
利益が出やすい投資方法の1つでIPO投資と呼ばれています。
新規上場時の公募価格は売れ残りの出ないように企業と証券会社の協議を経て決定され多くの場合は割安に設定されます。

比較的少ない資金で参加できる

公募価格が割安なので98%以下のIPOに約50万円以下の投資金額で参加できます。

2020年のIPO投資

2020年は非常に浮き沈みが激しい1年でした。
元々はオリンピックイヤーとなるはずの特別な年だったのでメモリアルとして2020年の上場を計画している企業がそもそも多かったと思います。2020年には93社が上場し平均沸落率は+129.9%でした。15年ぶりの高水準でした。
AI関連の開発を行なっているヘッドウォータース (4011)はIPOでの公募価格は2,400円。上場後の初値は28,560円でした。
その沸落率は+1,090%です。2018年以来の初値テンバガーを達成しました。

公募価格を上回らない場合もある

上場初値が公募価格を上回らず公募割れを起こすIPOもあります。
2020年では23社が公募割れをしました。
公募割れの23 社のうち 18 社は 2020年3~4 月に上場した企業でした。
1回目の緊急事態宣言中の上場企業ですね。
2020年のIPO投資は時勢の影響を本当に大きく受けました。
そんな状況の中、公募割れとなった銘柄でも上場後にテンバガーを達成した松屋アールアンドディ(7317)や、NexTone(7094)など初値後に大きく値上がりした銘柄もありました。
やはりIPO投資は儲けを出せる投資方法として魅力があります。

③参加方法

IPOの参加は抽選式や対面式

IPOは多くの証券会社で抽選制を導入していますが、対面式の証券会社では取引額の多い顧客が優先される場合があります。
楽天証券は完全に抽選制ですがSBI証券では抽選制とポイント利用です。
ポイントを利用すると抽選確率が高くなります。
ポイントキャンペーンやIPO株に応募して落選すると付与されます。
落選により費用が発生することはありません。

主幹事の証券会社について

IPOには主幹事の証券会社があります。楽天証券など主幹事以外の証券会社からの応募はできますがIPO株の割り当てが主幹事の証券会社が多いので主幹事の証券会社から申し込むと当選確率が高くなります。
IPO投資家は抽選の確率を上げるために複数の口座を開設し応募にしています。
家族のメンバーそれぞれで証券会社の口座を開設しIPOに応募し世帯単位で
確率を上げる方法もあります。

2020年度主幹事ランキング

主幹事 企業数 シェア
1 野村證券 22 23.7%
2みずほ証券 21 22.6%
3 SBI証券 14 15.1%
4 SMBC日興証券 14 15.1%
5 大和証券 12 12.9%
6 いちよし証券 5 5.4%
7 三菱UFJMS 2 2.2%
8 岡三証券 1 1.1%
9 エイチ・エス証券 1 1.1%
10 東海東京証券 1 1.1%



NISA口座を活用しよう

証券会社によってNISA口座でIPO投資ができます。NISA口座でIPO投資ができると売りを確定した際に発生する約20%の税金が非課税になります。
2021年6月現在ではSBI証券はNISA口座でIPO投資ができます。楽天証券ではできません。
課税か非課税になるかはとても大きいです。NISA口座を開設している証券会社によって取り扱いが変わりますので確認しましょう。

まとめ

IPO投資は公募割れのリスクはありますが上場後の初値が公募価格を上回り利益が出やすい投資手法です。
複数の口座開設や口座の管理など少し煩雑な面もありますが落選により費用がかかることがなくかなりの低リスクで儲けがみこまれます。
憧れのテンバガー銘柄の取得も夢ではありません。

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