底値なの?NTT株は今が買い時?日本電信電話(NTT)【9432】

2024年5月17日の東京株式市場で、NTT株が前日比2円20銭(1.4%)安の151円80銭まで下落し、5月1日から11営業日続落となりました。
さてこのタイミングでNTT株は今が買い時でしょうか?
NTT株を買うメリットに焦点を当ててじっくりと考えてみましょう。
※2024年5月17日時点の判断材料をを見て執筆しています。

1.そもそもなんで続落しているの?

2025年3月期の業績予想では、売上高にあたる営業収益が13兆4600億円(前期比0.6%増)、当期利益1兆1000億円(同14.0%減)の減益が見込まれています。
また信用取引の買い残高が積み上がっていることも原因と言えます。
今回、11営業日連続で下げるのは、2001年以来23年ぶりで、1年3カ月ぶりの安値をつけました。

2.NTT株は今が買い時?

2024年5月17日のタイミングで、今が底値の可能性もありますが、信用取引の買い残高が積み上がっているので、投げ売りが今以上に激化したら更に下がる可能性があります。
新NISAで今年買った方が売っているとニュースにもなっています。
そもそも分割後に100株を一万円台で買えちゃえたので、株の初心者の方がいっぱい手を出して、今回の続落のニュースで売りが売りを呼び、11営業日連続で下がっちゃったというところですね。
長期保有をする方は買い足すタイミングであるとも言えますが、もう少し様子を見ましょう。

3.メリット?株主優待は魅力的なのか?

NTT株の株主優待はポイント付与です。ポイントの保有期間に応じてdポイントが進呈されます。

前回の基準日:2024年3月31日

条件:保有株数100株以上
2年以上3年未満:1,500ポイント
5年以上6年未満:3,000ポイント

ポイントは保有期間が3〜4年、6年以上の株主は進呈されません対象とはなりません。
同一の株主番号で得られる最大のポイント数は4,500ポイントです。
毎年もらえたり、株数に応じて進呈のポイント料が増えるわけでもないので、株主優待として魅力的なのかは個人投資家としては微妙です。
ポイント付与の条件も中途半端で、投資家に長期保有させる気があるのか?といった感想を持ちました。

4.メリット?配当は魅力的なのか?

2024年度の年間配当額は、14期連続での増配となる1株当たり年間5.2円を予定しており、2003年度比で見れば10倍以上に拡大していると言われていますが、年間配当利回り3.36%
期末配当金の権利確定日は3月31日、中間配当金の権利確定日は9月30日です。
魅力的か魅力的じゃないかと言われるとこれもかなり微妙です。

底値なの?ガチ保する?

NTTデータとNTTドコモを有する巨大企業です。
50年かけてもこんな良い会社作れないです。
業績だって長期的に見れば悪くないです。
2024年5月20日の週に底値になるかどうかは、明言できませんが、今回の続落祭りで130円ぐらいまでは下がる可能性があり、そこでガチ保を検討しても面白いかもしれません。

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