【海外駐在・海外旅行】Wi-Fiルーターレンタルはもう古い？eSIMの利用が断然便利！

日本から海外旅行や留学、海外駐在中の一時帰国や他の国への旅行の時に悩ましいのが「現地でのネット環境をどうするか」です。「現地でSIMを購入」「Wi-Fiルーターをレンタルする」「日本の携帯電話のSIMを海外で使えるようにオプションをつける」「日本の携帯で海外ローミングをする」などいろいろ選択肢があります。
しかし現地のSIMは申し込み手続きや、SIMカードの入れ替えが手間です。Wi-Fiルーターは受け取りや返却が面倒ですし、何よりもWi-Fiルーターを持ち歩くと荷物がかさばります。レンタル中に破損や紛失のリスクもあります。
「日本の携帯電話のSIMを海外で使えるようにオプションをつける」「日本の携帯で海外ローミングをする」という選択肢も、もし海外駐在中で、駐在先のSIMが他の国や日本でのローミングに対応していなければ、その国を離れてしまったら使えません。
そこで、今一番おすすめなのがeSIMです。今回の記事では「eSIMとは何か？」「メリットは何か？」「デメリットはないのか？」などに注目してeSIMについて深掘りしていきたいと思います。

1.そもそもeSIMとは何か？

eSIMは、スマートフォンなどの端末本体にあらかじめ組み込まれているSIMです。
Embedded SIMを省略してeSIMと呼ばれています。

2.eSIMのメリット

すぐに使える

通信事業者が提供するアプリや、通信事業者のウェブサイトから通信プランを契約しインストールすることで、契約後1時間以内には通信プランを利用できます。
一般的に使われているSIMのように端末から抜き差しする必要や、開通までにSIMやWi-Fiルーター送付を待つ必要がありません。

SIMを入れ替える必要がない

出典:photo AC

eSIMは元々、端末に組み込まれている部品なので、SIMを入れ替えたりする必要がありません。入れ替え時に起こり得る、破損や紛失のリスクを避けることができます。

複数回線の利用ができる

1台の端末で複数回線の使い分けができます。
iPhone の対応機種では 8 個以上の eSIM をインストールでき、同時に 2 つの電話番号を利用できます。
例えば、日本で携帯を契約していて、海外旅行のためにeSIMを使用して7日間だけ通信事業者に海外用の通信プランを契約した場合、設定画面をから操作して有効にすると、日本の携帯のSIMとeSIMを一台の携帯端末で同時に使うことができます。
日本の携帯電話番号が有効ですので、どこの国にいても日本への電話連絡も簡単にできます。

3.デメリットは？

eSIMに対応していない機種がある

Appleは2018年以降に発売したiPhoneシリーズの各機種をeSIMに対応させています。 iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降の機種がeSIM対応機種です。それ以前の機種は対応していません。Android携帯はeSIMに対応している機種の場合、メニュー画面に「EID」の欄があることが確認できます。もし無い場合はeSIMに対応していません。

オンラインの環境で設定しなければいけない

eSIMは物理的にSIMカードを差し替える必要はありませんが、インターネットで申し込み、プロファイルやアプリのダウンロードが必要となります。オフラインの環境だと申し込みや設定の手続きが完了しません。

SIMフリーにしなければいけない

SIMロックがかかっていると利用できません。eSIMを使う場合は必ずSIMロックを解除しましょう。

まとめ

今まで私は海外からの日本への一時帰国や海外旅行の時にWi-Fiルーターをレンタルしていましたが、受け取りの時間帯に制限があったり、郵送で受け取りや返却をする時も、思った時間に受け取れなかったりとストレスがありました。
また借りたWi-Fiルーターの機種が古くて、電池が熱膨張したり、経年劣化で壊れたりもしました。持ち歩くときにも、荷物がかさばるのも不便でした。
海外でSIMを購入する時も、契約時に単純に言葉が通じなかったり、治安が悪い国でちょっとしたお金のやりとりが怖いなど問題や不安がありました。
出発前にインターネットの通信環境の良い慣れた場所でeSIMを必要な期間だけ申し込めば、目的地に到着するとすぐに携帯端末が有効になるので、待ち合わせや移動にとても便利です。
お手持ちの携帯端末がeSIM対応している方は、ぜひご利用ください！

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