【初心者向け】株価指数「インデックス」について学ぼう!

毎日ニュースで流れる日経平均株価などの株価指数(インデックス)。
株価が上がったり下がったりが注目され報道されていますね。
投資に興味がない人にとっては目に映ってもそのままスルーしている情報だと思います。
しかし日経平均株価はもちろん株価指数(インデックス)はとても大切なデータ。
今回の記事では株価指数(インデックス)はどんなものなのか基本について一緒に学んでいきましょう。

株価指数(インデックス)とは?

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株価指数とは株式市場全体または特定の銘柄グループの株価を一定のルールの計算で平均化した数値です。
株価指数により経済全体の動向を把握することができます。

株価指数(インデックス)はどんなものがあるの?

日本とアメリカの主要な株価指数(インデックス)についてみてみましょう。

日本

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日経平均株価

日本を代表する株価指数です。
東証一部に上場している銘柄の中から取引の活発さなどを考慮した225銘柄が採用されています。
この「225銘柄の株価の合計を除数で割って算出する」株価平均型の指数です。
1950年の計算開始当初は採用銘柄数である「225」が除数でしたが指数に連続性を持たせるために、新株落ち、減資、銘柄の入替えが生じる場合に除数の修正が行われました。
日経平均株価構成銘柄はトヨタ自動車、ソフトバンク、ファーストリテイリング、ファナック、セブン&アイ・ホールディングス、イオン 、KDDIなど日本を代表する大企業ばかり。225銘柄は原則毎年10月にバランスを考慮し見直され入替が行われます。

TOPIX(東証株価指数)

TOPIX とはTokyo Stock Price Indexの略です。
TOPIXの指数は「東証一部に上場している全ての日本企業の時価総額の合計」から算出されます。
時価総額とは株価と上場株式数を乗じたものです。
現時点の時価総額がどのくらい増減したかを表す時価総額加重方式で算出しています。
TOPIXの基準値は1968年当時でこのときの値を100としています。
2021年7月8日現在で約1,920で約19倍成長したことになります。


アメリカ

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S&P500

S&P500は最も影響力の大きい株価指数の一つです。
アメリカを代表する企業500銘柄の時価総額を加重平均して指数化したものです。
時価総額が大きい500銘柄で構成されているためアメリカ市場の80%をカバー。
現在の主な構成銘柄はマイクロソフト、アップル、 アマゾン、フェイスブック、アルファベット、テスラなどの世界企業です。
500の構成銘柄は定期的に入れ替えられます。
構成銘柄の選定には明確なガイドラインが設定され公開されています。

主な基準は以下になります。
(1)十分な流動性
(2)本籍地は米国
(3)発行株式の50%以上が浮動株
(4)最低4四半期連続で黒字
(5)IPOから最低6ヶ月が経過

NYダウ

世界で最も有名な株価指数です。
アメリカを代表する世界的な大企業30銘柄で構成されています。
指数は「30銘柄の株価合計÷銘柄数の30」で算出されます。
構成銘柄はアップル、ウォルト・ディズニー、マクドナルド、コカ・コーラ、ナイキ、など日本人にとっても馴染み深い企業ばかりです。

NASDAQ総合指数

NASDAQ(ナスダック)とは

NASDAQ(ナスダック)とは「National Association of Securities Dealers Automated Quotations」の略です。
NASDAQはアメリカに2つある株式市場の1つです。
取引する立会場がない電子取引所として1971年に創設されました。
元々は主にIT業界など新興企業を中心とした株式市場でした。
しかし今やIT業界の大きな発展によりマイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブックなどの世界的な大企業が名を連ねています。

NASDAQ総合指数とは

NASDAQでは約3000社が上場しています。
これら全ての銘柄を「時価総額加重平均」で算出した数値をNASDAQ総合指数といいます。
「時価総額加重平均」とは、時価総額の大きさによって指数内に占める構成比が大きくなる計算方法です。
NASDAQ総合指数は1971年のナスダック創設当時の数値を100として算出しされました。
2021年7月8日時点では約14,445です。
なんと約144倍の成長です。
改めてアメリカの成長の力強さを指数から強く感じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
株価指数(インデックス)と聞くと漠然としてイメージがつかみにくいかもしれませんが、日常生活の中で身近な企業などの株価で算出されていると思うと具体的なイメージが湧き理解度が高まるのではないのでしょうか。
個々の銘柄の値動きをだけでは市場全体の動向の把握は難しいですが、株価指数(インデックス)を見ることでそれぞれの市場の平均や動向を掴む事ができます。
ぜひ投資の判断の際に役立ててください。

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