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東京都の高校授業料実質無償化はいつから?完全無料で入学できるの?

2023年12月に東京都の高校授業料実質無償化が発表されました。
東京都はこれまでも、所得制限を設け、年収910万円未満の世帯を対象に、国の高等学校等就学支援金に上乗せする形で平均授業料分を助成してきましたが、今後所得制限も撤廃されました。
つまり、私立を含む都内のすべての高校の授業料が実質無償となります。
話題を読んだ東京都の高校授業料実質無償化のニュースリリースですが、無償化はいつから始まり、誰が対象になるのでしょうか?
また、私立と公立で教育費はいくら発生するのでしょうか?
気になるポイントを簡潔にまとめてみました。

1.いつから

2024年4月から始まります。

2.対象は?

都内在住で都内外の私立高校に通う生徒が対象です。
他県在住の生徒は対象になりません。
都内には私立高校が244校あります。全体の生徒数は約18万人で、そのうち約5万人は東京都以外に住んでいる生徒です。
神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県でも補助制度はありますが、所得制限がある上、対象はあくまでも「県在住の県内の私立高に通う生徒」です。
東京都以外の地域に住んでいて、都内の私立高校に通う生徒は対象となりません。

3.授業料以外にお金はかかる

無償化になるのはあくまでも授業費です。
入学金、教材費、交通費、修学旅行費などの教育費があります。

令和5年の都内私立高等学校(全日制)の学費の状況

授業料:483,311円(2024年4月から無償化)
入学金:253,113円
施設費:36,096円
その他:184,399円
総額(初年度):956,918円

出典:東京都HP

都立高校の教育費

授業料は年額:118,800円(実質無償)
入学料:5,650円
入学時に発生する制服や教科書などの費用:約120,000円
その他学校徴収金(修学旅行等積立金、生徒会費、PTA会費など):徴収金額は学校によって異なります。

現時点で最新データである文部科学省「2021年(令和3年)度子供の学習費調査」によると公立高校の学費の1年間にかかる学校教育費の合計の平均は授業料込みで30万9,261円です。
高校の授業料を実質無償化しても完全無料で入学・通学できるわけではありません。
保護者負担はそれなりにありますし、私立高校に通った場合の教育費は高額です。

まとめ

・高校授業料無償化は2024年4月からです。
・対象は都内在住で都内外の私立高校に通う生徒です。
・授業料は無償化されるか、入学費やその他学校徴収金などの教育費が発生するため私立高校に通う場合の保護者の方の経済的負担はそれなりに重いです。

最後に一言

学生時代は学費のことなど考えずに学校に通って、くだらない悩みに振り回されたり、勉強にきちんと向き合わなかったりしていましたが、大人になった今では、学費の心配を子どもにさせず、学ぶ環境をさまざまな面で支えてくれた両親に心から感謝しています。
そして叶うなら学生時代の自分に「もっと勉強しろ!」と喝をいれたいです。
ただ学び続ける事に年齢制限はありませんので、これからも自分が「何を知らないのか」に注視して学ぶ姿勢、学びたい気持ちを大切に生きていきたいです。

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