海外に長期に滞在していると、現地で手術を受けたり、一時帰国して手術をして、また滞在先に戻る場合がありますよね。
そんな時に気になるのが「いつから飛行機に乗れるか?」です。
私自身、日本に一時帰国して、手術をした場合、いつ現地に戻れるのか、自分でスケジュールを立てたことがあり、もし困っている方がいらっしゃるなら参考になればと思い、今回 JAL・ANA公式基準をもとに情報を簡単にまとめてみました。
基本的な考え方
手術後のフライト可否は、「〇日後ならOK」という単純な話ではありません。
結論から言うと、航空会社は日数ではなく、お客様の体の状態と医師の診断書で判断します。そのうえで、実務上の分岐となる「公式基準」は確かに存在します。
JALの基準
JALの公式HPによると手術後、一般的に最低10日〜2週間、できれば1ヶ月は飛行機に乗るのを控えるのが賢明とされています。
実際に知人が、海外から日本に再検査の為に帰国する為にJALの国際便を利用しました。
無事に帰国することができました。
しかし、搭乗するタイミングで手術からは日付が変わる関係で15日。
しかしチェックインするときはまだ14日目。
医師の日本語の診断書は病院で作成したものという状況でした。
そのため、直前に
「医師の診断書はJALのフォーマットの診断書ではなければダメ」
「腹腔鏡手術後、14日以内だから飛行機に搭乗できるかできないかはクルースタッフの判断による」
など厳しい対応があり、いろいろスムーズにはいきませんでした。
診断書のフォームについては、結局そのままでOKでしたが、手術後14日ルールはかなり厳しく言われました。
「乗る時には日付が変わって15日後になっていますが」というのが通用しませんでした。
わかります、安易に乗せて機内で取り返しのつかないことになったら大変ですもの。
ですので 医師がOKなら必ず乗れるという訳ではなく、 航空会社の安全判断は別で、航空会社が安全と判断できる状態であることが必要なんです。
チェックインの際のスタッフさんは非常に慎重な対応でした。
友人はチェックインから搭乗まで2時間、心身ともに不安な時間を過ごしましたが、実際にはクルースタッフからは特に質問はなく、サクッと座席に着席できました。フライト中や到着後は細やかな配慮があり、慎重だったスタッフさんが引き続きでくださったのだと思います。
■ ポイント
・手術後はJALのフォーマットの診断書が必要になる可能性あり
・手術後14日以内は医学的確認が必要な状態として扱われる
つまり、
「術後14日以内=そのまま搭乗OKではない」という扱いです。
■ 実務的な意味
・14日以内 → 診断書なしでは搭乗が難しい可能性がある。
医師のOKがでても最終判断はクルースタッフと言われる。
・14日以降 → 通常搭乗に近づく(ただしあくまでもご自身の健康状態次第)
ANAの基準
ANAではANAは「〇日以内」といった明確な日数は出していません。
あくまでも診断書+安全確認が前提です。
手術別の現実的な搭乗目安
腹腔鏡手術
・JAL:14日以内は要診断書
・ANA:同様に要診断書対象
→ 現実的には「約2週間」が分岐ラインです。
■ 開腹手術
・両社とも診断書対象
→ 現実的には「3〜4週間」
■ 軽い手術(皮膚・日帰り)
・原則制限なし(状態による)
まとめ
■ まとめ
・JALは「術後14日以内」が一つの分岐ライン
・ANAも同様に診断書ベースで判断
・日数ではなく「お客様が安全に飛べる状態か」が最重要(当たり前)
■ 現実的な目安
・腹腔鏡手術 → 約2週間
・開腹手術 → 3〜4週間
・国際線 → さらに余裕を持つ
個人的には手術するほど重症だったんだから、術後は1ヶ月はしっかり休んで欲しいというのが本音です。
「駐在で、わざわざ海外で働いている意味があるんだ」と怒られてしまいそうですが、今はリモート会議などいろいろ選択肢がありますしね。
手術後、国際線の場合は長時間座位による血栓リスク 、気圧変化による体への影響 、何よりも何かあったら途中で降りられないので、慎重に判断しなければいけません。駐在される方は心身ともに、そもそもタフな方が多くみられますが、「元気があるから大丈夫」とか「そもそも航空会社に術後って言わなきゃいいじゃん」と飛行機に飛び乗らないでください。
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