2025年の夏に「国民健康保険の保険証」と「後期高齢者医療保険の保険証」は使えなくなるの?
という心配の声が巷で上がっています。
現行の保険証は有効期限が切れたら当然無効になります。
では、なぜ2025年の夏に「国民健康保険の保険証」と「後期高齢者医療保険の保険証」は使えなくなるのか、状況を把握していきましょう。
保険証が使えなくなるってどういうこと?
2024年12月2日に現行の保険証の「新規発行」が停止されました。現在、使用している保険証は、有効期限が切れると無効になります。現行の保険証の有効期限の設定は最長2025年12月1日です。
なんで2025年夏に使えなくなると注目されているの?
有効期限の設定は最長2025年12月1日ですが、多くの「国民健康保険の保険証」と「後期高齢者医療保険の保険証」の有効期限が2025年の7月か8月だからです。
該当する可能性がある方はまずはお手元の保険証の有効期限をしっかりご確認ください。
今後どうなるの?
現行の保険証は新規発行や再発行はされません。マイナ保険証に切り替えていただく必要があります。
しかし、当分の間、マイナ保険証を保有していない方全てに、現行の健康保険証の有効期限内に「資格確認書」が無償で申請によらず交付されます。
健康保険の資格確認書の有効期限は?
健康保険の資格確認書の有効期限は、保険者によって異なりますが、5年以内と定められています。
健康保険の資格確認書の有効期限が切れたらどうする?
健康保険の資格確認書の有効期限が切れたら、都度更新する必要があります。
マイナ保険証ってどうやって手続きするの?
資格確認書のおかけでしばらくはマイナ保険証に切り替えなくても大丈夫とお考えの方もいると思いますが、これを機に「マイナ保険証に切り替えよう」とお考えの方もいると思います。
ここで、マイナ保険証への切り替え手続きを一緒に確認しましょう。
1.マイナンバーカードを申請・作成する
まずマイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカードの申請は、現在パソコンやスマートフォンなどでオンラインで申請できる他、郵便局や、街中にある証明写真機から申請できます。海外から帰国された方や、新生児の方など、マイナンバーカードの「特急発行・交付制度」の対象の方は、約1週間で発行されますが、通常の場合マイナンバーカードの発行には1〜2ヶ月かかります。マイナンバーカードの申請はスケジュールの時間に余裕を持って行ってください。
2.マイナンバーカードの健康保険証利用を申請・登録する
マイナ保険証の申請と登録は、病院や薬局にある「顔認証付きカードリーダー」でできます。またコンビニのセブンイレブンなどにあるセブン銀行のATMでも申請と登録ができます。
その他にもご自身のスマートフォンやパソコンから「マイナポータル」にログインして申請できます。このイメージが強くて、「スマホが無いから、マイナ保険証にできない」「スマホが使えないからうちのおじいちゃんとおばあちゃんにはマイナ保険証の申請がむり」と思われている方がもしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、病院や薬局、セブンイレブンで、マイナンバーカードさえあれば手続きができますのでチャレンジしてみましょう。
3.医療機関・薬局でマイナンバーカードを用いて受付をする
診察の受付時に、病院や薬局に顔認証付きカードリーダーでマイナンバーカードを置いて顔認証するだけで、驚くほどストレスフリーで受付できます。実際に病院側も手入力の手間を省けるので、間違いも防げて運用がグッと楽になります。
診察側にとっても、病院の事務的な手続きの時間が短縮されましたら、待ち時間が減り、良いことづくしです。
まとめ
2025年の夏に「国民健康保険の保険証」と「後期高齢者医療保険の保険証」に有効期限の迎える方がたくさんいます。現状、健康保険の「資格確認書」が発行されますので、今後は「資格確認書」が保険証なんだと考え方を切り替えるのも一つの方法だと思います。
ただし、マイナ保険証への切り替えはそんなに難しくはありませんし、病院での受付がスムーズになりますので、これを機にマイナ保険証を利用申し込みをするのもおすすめです。マイナ保険証のハードルの高さは、結局はマイナンバーカードの申請と発行にあると個人的に考えています。申請から交付まで、通常ですと1〜2ヶ月かかりますし、交付には本人が行かないといけないので、忙しい方やご事情がある方は難しいですよね。
ただ、現時点で2025年の4月ですので、マイナンバーカードをまだ交付されていない方は、タイミング的に今がちょうどいいですね。2025年の7月や8月に病院で現行の保険証を出した時に、「無効です」と言われて慌てないようにしっかり今から準備しましょう。
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