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銀行の家族カードは持つべき?注意点は?

銀行の家族カード(代理人カード)とは、口座名義人の親族に発行されるキャッシュカードです。
親族の誰もが持てるわけではなく、1つの口座につき発行できるカードは1枚です。また口座名義人と生計をともにする親族である必要があります。
さて、銀行の家族カードはどのような場面で活用できるのでしょうか?
メリットやデメリットや有効な使い方について深掘りしていこうと思います。

家族カードを持つメリット

まず最大のメリットは家計の一本化です。口座の家族への仕送りの手間が減りますし、口座を共有している家族が現金を下せなくても、他の家族が取引を行い、収支の管理ができます。

家族カードのデメリット・注意点

口座名義人が亡くなった場合は、銀行へ連絡することで口座が一時的に凍結されるため、家族カードの機能も自動的に停止され、現金を引き出すことができなくなります。
では「口座名義人が亡くなった後、銀行へ連絡しなければいいじゃないか」という考えもあるかと思いますが、
口座名義人が亡くなったことを銀行に連絡しないままお金を引き出した場合、「遺産相続前にお金を引き出した」とみなされ、他の相続人との間の揉め事の原因となる場合があります。
その他のデメリットとしては「勝手に多額の金額の引き落としの可能性」があります。家族と共有の口座から口約束で「月々5万引き出す」としたとしても、通帳に残高がたくさんある場合、約束の金額以上の額を引き出せてしまうということもデメリットとなります。

どうやって申請するの

家族カードの発行の手続きは、銀行本支店窓口で行います。
手続きには、預金通帳、銀行届出印、本人確認書類が必要で、銀行によってはキャッシュカード発行手数料はかかります。

まとめ・銀行の家族カードは持つべきか?

そもそも家族の人数が少ない家庭や、家族内の信頼関係がしっかりしていて、お金の管理がきちんとできる家庭ならメリットがあると思います。共有することで、お金の管理が合理化し、お金の守りがより堅くなるならおすすめです。ただし、共有することで管理がルーズになったり、思わぬお金の引き出しにつながるならリスクとストレスが増えます。ご自身のライフスタイルや家族構成に合わせて、メリットとデメリットを比較検討し銀行の家族カードを持つべきか見極めましょう。

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