2024年4月1日から口座管理法が始まります。
口座管理法の施行により
「マイナンバーを銀行口座に紐付けなければいけない！」
「行政に口座を監視される！」
といった社会の悲鳴が一部から聞こえていますが、その情報は正しくないです。
利用者のマイナンバーと口座の紐付けはあくまでも任意です。
義務化されているのは「新規の口座開設の際、金融機関が利用者のマイナンバーと口座を紐付けるかどうかを利用者に確認すること」です。
さて、そもそも何のための口座管理法なのか？
既に口座を開いている人の紐付けはどうなるか？
利用者に何のメリットがあるのか？
しっかりと深掘りしていきましょう。
そもそも何のための口座管理法なのか？
相続時や被災時の備えとして役立つことを目指して施行されました。相続時にマイナンバーと銀行口座が紐つけてられていたら、亡くなった人の口座がどの金融機関にあるか確認できるようになり、相続人による照会が簡略化し、手続きなどの効率化が期待されています。
既に口座を開いている人の紐付けはどうなるか？
既存の口座も任意で紐付けできます。
利用者に何のメリットがあるのか
利用者にとってのメリットはマイナンバーと口座の紐付けにより災害時や相続時の手続きが簡略化することです。
また今年度中には1つの銀行で、マイナンバーと口座の紐付けを手続きする際に、希望すれば、他の金融機関の口座との紐付けもまとめて行えます。
紐付けによって「国に口座が監視される！」という意見についてですが、これも誤解があります。国が預貯金者の口座情報を確認できるのは、あくまでも法令に基づいて、必要な社会保障の資力調査や税務調査などを行う場合で、それは以前から行われていることです。今回のマイナンバーと口座の紐付けによるものではありません。
まとめ
マイナンバーと銀行口座の紐付けは任意です。
正しい知識を把握して、冷静に選択しましょう！
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