全国旅行支援とは政府が実施する全国を対象とした観光需要喚起策です。
日本に一時帰国をする海外駐在者は、一時帰国中の日本滞在の為に全国旅行割は利用できるのでしょうか?
結論から言うと海外からの一時帰国中で日本に居住実績のない人は対象外です。ただし、外国に住んでいても日本国内に現住所があれば対象となります。
それでは、現行の全国旅行割の取り決めについて見て行きましょう。
1.全国旅行割はいつまで使えるの?
現行の全国旅行割は2022年10月1日から2022年12月27日までです。
2023年も支援内容を変更し、継続予定です。
2.全国旅行割はどれぐらい割引になるの
1回の旅行で7連泊までが対象です。旅行割の利用回数に制限は設けられていません。
1人1泊あたりの割引率や配布されるクーポンの額は以下になります。
2022年10月1日〜2022年12月27日
割引率:旅行代金が40%OFF
割引上限:交通付き宿泊 8,000円OFF・宿泊のみ 5,000円OFF
紙・電子クーポン:平日 3,000円分・休日 1,000円分
2023年から
割引率:旅行代金が20%OFF
割引上限:交通付き宿泊 5,000円OFF・宿泊のみ 3,000円OFF
電子クーポン:平日 2,000円分・休日 1,000円分
3.全国旅行割を利用するために必要な証明書は?
チェックイン時に本人確認ができる証明書の原本とワクチン3回摂取済証明か陰性証明が必要となります。
1.運転免許証やマイナンバーカードなどの本人の顔、住所、などが確認できる証明書の原本の提示が必要となります。顔写真付きの証明書がない場合は健康保険証や学生証など2種類以上の証明書の提示が必要となります。
2.ワクチン接種歴3回接種済証または PCR検査等の陰性結果の証明が必要です。
4.全国旅行割はどうやって予約するの?
出典:photo AC
じゃらんや楽天トラベルなど全国旅行割キャンペーンに参加する旅行会社や宿泊施設の予約サイトで対象の旅行を割引価格で予約します。
ご自身で申し込まないと割引されません。
全国旅行割の利用回数に制限はありませんが、各都道府県に割り当てられる予算の上限に達すると、割引での利用は終了となります。
5.実際どうなの?
実際にはチェックイン時のホテルでの確認がワクチン3回接種証明の確認のみで、身分証明書の確認がなく一時帰国中の人が全国旅行割が使えたという例もあるそうです。単純に宿泊施設のスタッフの方の確認忘れだと思いますが、レギュレーションやシステム上いろいろと穴があるのかなという印象があります。最近はホテルの宿泊代も高騰していますので、一時帰国の方が首都圏で滞在するとなるとホテルの宿泊代が高くて大変ですよね。
旅行会社のHPでオンラインで申し込むとその時点で本人確認やワクチン接種証明や陰性証明はしません。対象外の方でも割引されたプランを簡単に申し込めてしまえます。
しかし残念ながら、海外駐在中の方が一時帰国のための宿泊を全国旅行割を使ってお得に滞在するということは制度上できないので、ご予約時にはお気をつけくださいね。
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